From:もりかずま
昨日は私の父の誕生日だったので、その前日にケーキの予約をしに、近くのケーキ屋に行って来ました。
生クリームのホールケーキを買うつもりで、そのお店に入ったのですが、ショーケースの中を見てみると、他店のホールケーキよりも2000円程高い金額のケーキが並んでいました。
ここのケーキは結構いい値段するんだな~と思って見ていると、壁に貼ってあった文章が目に留まり、結果として、私はこのケーキ屋で通常より2000円ほど値段の高いケーキを買う事を決めました。
なぜ、私がわざわざ他店の安いケーキ屋で、ケーキを買わないで、このお店で高いケーキを買う事にしたのかという理由ですが、、、
・別に父の誕生日だったから少し良いケーキにしようと思ったわけではありません。
・他のケーキ屋よりも豪華なケーキだったというわけでもありません。
・他のケーキ屋よりも、オシャレだったというわけでもありません。
私が、その店でケーキを買う事を決めた理由は、壁に貼ってあった、この文章を読んだ事が理由だったのです。
↓↓↓
「当店のケーキは、他店に比べて少し割高に思われるかもしれません。ですが、その理由は、当店のケーキに使用しているケーキは全て純生クリームを使用して作っているからです。多くのお店で売られている通常のケーキには、純生クリームに加えて、安定剤や乳化剤などの添加物が多く含まれているクリームを混ぜて作られています。その為、多少温度が高くなっても溶けにくいという性質がありますが、その成分により、動脈硬化などのリスクが心配される事があります。ですが、当店で使用しているのは純正クリームのみの為、動脈硬化リスクなどを高めるトランス脂肪酸などの添加物はほぼ含まれておりません。その為、熱に弱く、賞味期限も短いのですが、小さなお子様にも安心してお召し上がりいただけます。」
と、この様に書かれていました。
このお店の奥様に、生クリームについて詳しくお話を聞いてみると、なんと、お菓子屋業界の8割のお店で作られているケーキは、純生クリームに安定剤などが含まれているクリームを混ぜて作られている事が多いとの事で、そうする事によってコストが抑えられているから安く提供出来ている、というお話でした。
また、本当の純生クリームは人間の体温では溶けてしまうらしく、逆に体温で溶けないクリームは体に良くない成分が多く入っているので、そういうクリームは沢山食べない方が良いとの事でした。
例えば、「ウィンナーコーヒー等、熱いコーヒーの上にクリームを載せているのに、溶けていないクリームは、もちろん体の中に入っても、体温で溶ける事が無いという事ですから、それだけ体にとっては悪い成分が多く入っているのですよ。」
と、教えてもらったので、ちょっとドキッとしましたね、、、これから私自身の食生活も見直そうと思いました^^;
こういった話を聞いたことにより、私は通常のケーキ屋よりも2000円程高いこのケーキ屋のケーキが欲しくなり、ここで購入する事にしたんですね。
聞いたところ、この純生クリームに添加物の多いクリームを混ぜているのは、ケーキ業界の中では当たり前の事だそうです。
ですが一般消費者のお客さんはそんな事は知りません。
商品が良くても、その良さを伝えなければ、全く伝わらないのです。
今回の様に、商品を購入する時に、見た目もほぼ同じなのに値段が明らかに高かった場合は、この話を聞かなければ、ぼぼ間違いなく私は他店でケーキを買っていたと思います。
ですが、今回の話を聞いたことにより、安い他店のケーキではなく、この店のケーキが欲しくなったのです。
例え業界の中では当たり前だったとしても、一般のお客さんは知らない。
これを是非覚えておいてください。
ですから「こんな当たり前の事は言わなくても分かるだろう」と思わずに、きちんと商品の良さを伝える様にして下さい。
それこそが、あなたの商品の良さをお客さんに分かってもらい、買ってもらうポイントになるのですから。
それでは、今日はこの辺で。
共にあなたの望む未来へ
―もりかずま