From:もりかずま
息子が寝る前によく私に絵本を読んでくれと持ってきます。
息子はまだ2語文くらいしか喋れないのですが、「はい!はい!」と言って絵本を持ってきます。
昨夜、息子が持ってきたのはイソップ物語に「キツネとぶどう」というお話の絵本。
私は全然記憶にない話でしたが、あなたはご存知ですか?
童話のお話を簡単に説明すると、こんな感じです。
================
むかしむかし、一匹のたびをしているきつねがおりました。
ある日、食べ物も小川もない野原の一本道をあるいていました。
「お腹がすいたな~」
きつねは、ずっと何も食べていませんでした。
すると、道の途中にブドウ畑がありました。
きつねは、おなかもすいたしのどもからからだったので、ブドウ畑を見つけ嬉しくなり、
「ブドウがあったぞ。おいしそうだな」
ところが、ぶどうは高い木の上にありました。
きつねが背伸びをしても飛び上がっても、あとすこしのところで届きません。
すっかりくたびれてしまったきつねはもう自分のしっぽさえもずっしり重たくなってしまいました。
目の前のブドウがますますほしくなりましたが、
「鳥のようにそらをとべたらなあ」
ときつねはなげきました。
おいしそうなブドウを前に出てくるつばすらありません。
するときつねは、
「どうせこんなぶどうは、すっぱくてまずいだろう。誰が食べてやるものか。」
そういってさっていきました。
================
このキツネとぶどうの話。
読んでいると、昔ダン・ケネディが言っていた、「人は自分の見たいものしか見ない」という言葉を思い出しました。
人は自分の判断を正当化する生き物です。
どんなに傍から見ていたら間違っているとしても、無意識に自分を守る為に、自己肯定をします。
例えば車の事故なんかではよくありますよね。自分は悪くないんだ。相手が悪かった。なんて事言い合ってたりしますよね!
あおり運転だって、客観的に悪い方が逆切れしてワーワー言ったりする映像とか見ますよね。
テストの前になぜか急に掃除をして、掃除をしていたからテスト勉強が出来なかったんだ。。。
なんて言ってる生徒もいたでしょう。
あれは全て自己防衛のために自己肯定しているんですね。
ですが、私達起業家は、それではいけないんです。
もしミスをしたら、そのミスを認めて、それが何故起こってしまったのかを突き止め、もう二度と起こらない様にその瞬間に対策を取らなくてはいけません。
ケネディは「事実」と「思考」は分けて考えなければいけないと言っていました。
たとえば誰かと一緒に仕事をする時だって一緒です。
○○さんならきっとこうしてくれる「だろう」という認識は危険です。
もしかしたらものすごい問題が起こってしまったかもしれません。
でも、もしそうだったとしても、、、
それは、自分のビジネスの結果を、他人に任せた事が本当の問題なのです。
例えば従業員を雇っている経営者の場合。
あなたがオーナーなら、きちんとあなたがビジネスを管理する必要があります。
「これは言わなくても分かるだろう」
「きっと良くしてくれるだろう」
という考えに安易に走ってはいけないのです。
ぜひ覚えておきましょう。
あなたは自分のビジネスで、見たくない現実もきちんと見れていますか?
たまには自分自身に問いかけてみましょう。
-もりかずま