From:もりかずま
先日、妻と買い物に行った時の事です。
買い物の終わり際に妻がリップを買いたいと言い出し、薬局でリップを買う事に。
私はリップはあまりよく分かりませんが、妻が選んでる横で、何気なくリップを見ていると、2つのリップが目に留まりました。
・ニベア濃厚保湿リップ
・ニベア濃厚保湿リップビタミンE+
です。
ふたつとも値段は同じ。
量も同じ。
柄も大して変わりません。
もしあなたがこの2つからリップを選ぶとしたら、どちらを選びますか?
多くの人は「ビタミンE+」の方では無いでしょうか。
だって、その方がお得ですよね。
値段も見た目もほぼ同じで、ビタミンEがプラスされているんですからね。
でもちょっと待って下さい。
私はビタミンEが何にいいのか知りません(笑)
もしかしたらビタミンEがリップに入っているメリットをあなたは知っているのかもしれませんが、大半の人は知らないのではないでしょうか。
でもなんとなく入ってる方が良いんじゃないかな?って思ってビタミンE+の方のリップを購入するんですよね。
メリットが分からないのにそっちを買おうとするんです。
ココに人の購買心理が関係しています。
普通の商品に何かプラスしているだけ。
もしかしたらその成分を入れる為に、逆に商品の他の成分が減らされているのかもしれません。
でもそんなことも考えず「私達はこっちがお得じゃないか!」と思って手に取ります。
これはリップに限った事ではありませんが、、、
もし、あなたが扱っている商品に、何かしらのメリットを追加する事が出来るなら、是非、追加して販売してみましょう。
ただし、ひとつだけ注意する事があります。
少数だけ、元の何も追加していない商品を一緒に陳列する事。
比較対象となる商品をあえておとりとして配置しておきます。
そうする事で、お客さんはその商品の差を感じる事が出来るのです。
今回のリップもそうで、もし、「ビタミンE+」の商品しか無かったら、商品の差に気付く事もなく、大体のリップには入っている「当たり前のモノなんだろう」と思っていた事でしょう。
だけど、隣にごく普通のニベアリップがあったから違いに気付き、そちらを購入しました。
人は比較する事(コントラスト)によって商品の差を認識します。
そしてその差は、ちゃんと伝えなければ気付かれる事が少ないのです。
これはUSPも同じです。
もちろん、ひと目で分かるほどの差があれば、それで理解出来ますが、、、
ちょっとした差であれば全く気付かれもしないかもしれません。
あなたの扱う商品の差、きちんとお客さんに伝えて行きましょうね!
―もりかずま