From:もりかずま
先日、ある方から、ネット販売についての相談を受けました。
その方は、義肢装具士として会社を経営されており、今まではオフラインで、整形外科などに出向いて、医師からオーダーを受けて、必要な患者さんに腰痛のコルセットや膝のサポーター、靴のインソールなどを提供しているビジネスをされていたそうです。
このビジネスモデルは今後も続けて行くとの事でしたが、時代の流れによって、今後はネットでの販売もスタートしたいという事で、私の元に相談にいらっしゃいました。
一般的には、現状のビジネスが上手く行かなくなってきて、慌てて新たな販路を構築しようとしたり、何とかしなきゃと思って色々と試行錯誤する事が多いのですが、、、
やはり上手く行っている社長はビジネスが上手く行かなくなる「前」から行動力がありますね。
今のビジネスモデルとして成果が出ているうちに、新たな分野に進んでチャレンジをされようとしていました。
行動するスピードも速く、自社商品を更に拡大してネット販売の準備をされているなんて、流石ですよね。
ですが、そんな素晴らしい社長ですが、たった1つだけ、「よくある間違い」を犯していました。
それは何かと言うと、、、
ネット販売をする時に、他社のプラットホームに依存する販売方法を主な販路として活用しようとしていたという事です。
例えば、Amazonや楽天など、今は色々と大きなプラットホームが存在しますよね。
ですから、多くの会社はそのプラットホームを利用して、商品を販売したいと言われます。
今回の社長さんも、元々私と話をする前までは、「Amazonで販売したい」という旨で私のアドバイスを求めにいらっしゃったのです。
ですが、ネットで商品を販売する時に「主な販路」としてAmazonや楽天などの他社プラットホームを活用するのはあまりお勧めできないんですね。
なぜかというと、集客はAmazonの力で集客をしますが、他の競合と価格競争に陥りやすいからです。
そしてもう一つ、コチラの理由が最も大切な理由なのですが、他社プラットホームでは自社の顧客リストを構築する事が難しいからです。
ネットで販売をする場合は、一度の販売で利益を出すというという事では無く、何度でも同じ顧客に対して繰り返し色々な商品を販売して、顧客生涯価値(LTV)を高めていく事が、ビジネスを拡大するうえでは重要になります。
新規を獲得する事ばかりに躍起になって、その後のリピート戦略が無ければ、売上が上がっていても、結局は利益が伸びないなんて事にもなってしまいます。
Amazon等の他社プラットホームでは、一期一会のお客さんになりやすく、繰り返し自社から買ってもらうという事やバックエンドと言われる高額商品を買ってもらう事がとても難しいんですね。
しっかりと顧客リストを取り、その顧客との信頼構築をしてバックエンドを買ってもらう様な仕組みを作る事はDRM戦略(ダイレクトレスポンスマーケティング)では基本中の基本なのですが、この方法では、それが疎かになってしまいます。
販路の1つとしてAmazonや楽天を使う事はとても良いと思いますし、ドンドンするべきですが、それだけでなく、必ず自分のプラットホーム(ECサイトやHP)で販売できる様にならないと自立は出来ません。
「自社集客無しで自立無し」
これは非常に大切な考え方なので、是非頭に入れて置いてください。
因みに、自社で集客をする為には広告やコピーライティングのスキルが必要になります。
もし、これからネット販売を考えられているのであれば、それは物販であれ、コンテンツ販売であれ、今言った広告やコピーライティングなどを活用して、メールやLINEなどの顧客リストを取り、そのリストに対して販売して行く仕組みを作り上げて行きましょう♪
では、今日はこの辺で。
共にあなたの望む未来へ
―もりかずま
追伸、
私の執筆した第二弾の電子書籍「小さな会社のオキテ破り採用戦略」がAmazonのkindleにて販売される事になりました!
そこで、出版キャンペーンとして、4月6日(水曜日)の午前9時から12時まで、99円の特別価格として販売されます。
もしあなたが、中小企業であってもこれから良い人材を確保したいと考えられているのであれば、是非この機会に、お手に取ってみて下さいね♪