From:もりかずま
息子を保育園に送っていった帰りに、ふとサンドイッチが食べたくなり、地元で有名なパン屋さんに帰りがけに寄る事にしました。
このパン屋さん、たまに行く事があるのですが、ここのパン屋で一番有名なのがメロンパンなんです。
確かに美味しいのですが、今日の私はたまごサンドの気分になっていたので、メロンパンには目もくれず、たまごサンドを手に取りレジに持っていきました。
レジで会計をしていると、レジのお姉さんが「良かったらこれも食べてみて下さい」と、メロンパンをおまけで一緒に袋に入れてくれました。
おまけでメロンパン1つ丸々くれるんだ!
ちょっとビックリしましたが、確かにそこのパン屋の売りであるメロンパンを買わない客はほぼいないのです。
レジの裏には商品用の外袋ではない、ただの試食用のメロンパンが数個チラッと見えたので、メロンパンを買わなかった客で、そんなに常連では無いお客さんには、そこの一番の売りであるメロンパンを1つ渡すようになっているのでしょう。
これも良い戦略ですよね。
私の様にマーケティングオタクじゃない普通のお客さんなら、
「なんていい店なんだ!」
と思って好感度が上がるでしょうし、実際にここのメロンパンはとても美味しいので、またメロンパンを買いに来ようとするでしょう。
(実際に1人で10個ぐらい買っていく人も珍しくないくらい、メロンパンが有名なお店です)
これだけいい商品を持っている店なので、そのいい商品をガンガンアピールして、たくさんのお客さんに知ってもらえさえすれば、売上は伸びていきます。
この店が上手く行っているのは、とても良い商品を持っているうえで、その「いい商品は勝手に売れる事は無い」と理解出来ているからです。
私におこなったプレゼント戦略の様に、お店として、どの様に知らないお客さんに売り込んでいくのかという戦略をキチンと立てているのです。
つまり、しっかりとマーケティングに力を入れているのです。
多くの小さな会社が間違える「良い商品があれば売れる」という間違い。
この間違いを理解し、良い商品だからこそ、更に売る為の仕組みを作っていく事さえ間違えなければ、良い商品を持っている会社は競合に負けません。
あなたのビジネスでも、しっかりと「売る仕組み」を作っていきましょうね!
―もりかずま