From:もりかずま
ここ数日、一気に寒波がやってきましたね。
私は元々夏生まれの九州育ちなので、暑いのには慣れていますが、寒い日はめっぽう弱いです。
ですが、妻が息子にイルミネーションを見せたいと言い出したので、急遽夕方から出かける事に。
私の家から車で30分くらいの場所にある歯科クリニックは、毎年冬になるとものすごい数のイルミネーションを点灯しています。
そこの歯医者のイルミネーションがその町の有名なスポットになっていて、今日も多くの人達が訪れていました。
妻も息子がとても喜んで写真を撮っていると、近くに居た家族連れの会話が聞こえてきました。
「ここの院長毎年すごくきれいに飾り付けしているよね」
「本当にそうだね。毎年キレイだよね」
「先生も優しくて良くしてくれるって有名だよ」
「そうなんだ、私も今度ホワイトニングしてもらおうかな」
ここの院長が好きでやっているイルミネーションが、まわりまわって地域の人達を呼び込み、その結果、顧客獲得まで出来ている様ですね。
この歯科クリニックのイルミネーション、個人でコレだけ出来ているのは凄いですが、歯科医の腕や治療自体には全く関係がありません。
ですが、結局それがこの歯科医の売りになり、顧客を獲得出来ています。
このカップルの話を聞いていて、ふとドミノピザのUSPが脳裏に浮かびました。
「30分以内にお届けします」で有名なドミノピザも、そもそもピザの美味しさや品質なんて何も謳っていません。
要は、商品の質には関係のない所をUSPにしているんです。
ドミノピザの場合は
「30分以内にお届けします。届けられなかったら代金は頂きません」
というUSPを出した後に、競合が同じような謳い文句を言い出しましたが、今だにこのUSPを聞けば、ドミノピザが頭に浮かび、他の競合は「ああ、ドミノピザの真似ね」というイメージを持たれてしまいます。
USPはいずれ真似される事もあるかもしれませんが、先に言ってしまえば非常に強力な武器になります。
USPを考える時、別にその商品やサービスの品質に囚われる必要はありません。
要するにお客さんが「それ良いね」と思う事をUSPにしてしまえばいいのです。
あなたのビジネスでも、お客さんに競合ではなく、あなたを選んでもらう理由は何があるでしょうか?
なぜあなたの商品をお客さんは選ぶべきなのでしょうか?
あなたの商品を選ぶ事でどんなメリットがあるのでしょうか?
もし、あなたが自社のUSPを作るのに悩んでいるのであれば、、、
一旦、商品の品質だけでなく、もっと大きな視点でご自身のビジネスを見つめなおしてみて下さいね!
―もりかずま