From:もりかずま
午前中に一件ZOOMのコンサルを終え、昼ご飯がてら近くのショッピングモールにやってきました。
平日のショッピングモールは人も少なく、ストレスフリーでモール内を見て回る事が出来ます。
さほど有名でないカフェでちょっとした昼ご飯を食べて、その後に一階のフロアを歩いていると、カーブスというジムが目に留まりました。
カーブスをご存知でしょうか。
カーブスは中高年の女性をターゲットとした女性限定のジムで、主に運動不足解消のために、あまり負荷量が強くない、低負荷のサーキットトレーニングを行っているジムです。
月額5000円くらいで毎日行ってもいいという、シニア層女性の新たなコミュニケーションの場となっています。
男性が居ないのと、入口も普段は外から見えない様にしてある(今日はコロナ対策で少し扉を開けてありましたが、、、)ので、女性も気兼ねなく運動が出来ますし、一回当たり30分くらいでサーキットトレーニングは終了するので、続けやすいという事もあるでしょう。
しっかりとしたUSPが出来ているのです。
熊本県は新規コロナ感染者も0人になった事もあり、少し外から見えるだけでも結構な人数がカーブス内に見えました。
ちょっと調べてみると、全国のカーブスの会員数は現在83.2万人もおり、店舗数は2014店舗もあるようです。
店舗数に至っては2015年と比べても412店舗増えていました。
コロナによる影響をもろに受けた実店舗型のジムにもかかわらず、コロナ禍でも店舗数が増えているというマーケティング力も垣間見える会社ですね。
特に、シニア女性の3rdplace(第三の場所)としての提供は、若者に対してのスタバの戦略にも似ていて、私達も見習うべき所です。
どういう所を見習うのかと言うと、これは他の業種で上手く行っている部分をマーケティングとして取り入れたという事です。
スタバがあれだけ大成功した裏には、ただのコーヒーショップではなく、自宅でも職場でもない3rdplaceとしての空間を提供した事でした。
だからこそ、オシャレなスタバでマックブックを広げて過ごしたり、読書をして過ごすことがライフスタイルの一部として私達の様な消費者に浸透して行ったんですね。
カーブスもこの3rdplaceという部分を上手く取り入れたのです。
つまり他業種の成功モデルを上手く違うビジネスモデルの自社に取り入れて大成功したモデルです。
ターゲット設定でも、万人受けするものではない、ニッチをついたマーケティングをしています。
クロスセルも充実しており、サブスクモデルでも退会しにくい仕組みを構築しています。
成功するべくして成功しているモデルでしょう。
こういう成功しているビジネスを見つけた時は、是非それが何故成功しているのかを考える癖を身に付けてください。
それがたとえあなたとビジネスモデルが違うジャンルだったとしても、あなたの会社が取り入れるべき事が隠れているかもしれませんよ!
―もりかずま