From:もりかずま
今朝、息子を保育園に送った帰り道、道端で自転車が倒れていました。
近くには中学生くらいの男の子が2人道端に座っていました。
朝の通勤時間帯なので、ほとんどの車はチラ見して通り過ぎていきます。
ですが、私の2つ前を走っていた車の男性が車を停車し、その子たちに駆け寄っていきました。
私も気になったので、その後ろに停車して、その子たちの元に近づいていきました。
「大丈夫ね?どうしたと?」
私の前に駆け寄っていた男性が声を掛けます。
「あ、大丈夫です。ちょっとそこの鉄格子の所で自転車のタイヤが滑ってしまってコケちゃったんですけど、もう大丈夫です」
「そうね。排水用の鉄格子は滑るから気を付けりーよ」
そう言って自転車を起こして、その男の子に渡していました。
当て逃げとかの事故では無かったみたいで、救急車も必要無いみたいだったので良かったと安堵し、その子たちも私達にお礼を言って、その場を去っていきました。
そのおじさんもそれを確認し、私と一言二言、言葉を交わしてそのまま車で去っていきました。
先ほどまで騒然としていた田舎道は、また、いつも通りの景色に戻っていきました。
さて、今日の様に、日常との「違い」があると人は目を止めます。
今回は「自転車が倒れている」という普通じゃ見かけない「違い」がありました。
通勤で急いでいる人が多い中で、日常と同じことがあっても、人はそれを認知しません。
例えば、仕事場まで、毎日通勤しているとしても、そこまでいくつの信号機があるか、なんてのは、意識して頭の中に思い出さなければ分からないでしょう。
ですが、今回の様に、通常じゃあり得ない「違和感」があった時、例え急いでいる場合であっても、いやでも目につきます。
ビジネスの世界でも同じで、普通に新聞に入っている広告の多くは、ただゴチャゴチャしていて、「いつもの要らないチラシね」と思われて、見られることもなく捨てられてしまいます。
メールもそうです。
どこかの店舗のメールマガジンが届いていたとしても、それは単なる売り込みのメール。
「セールスを行います」みたいな事だけで他との違いや違和感を感じる事は無いでしょう。
ですから、あなたのビジネスではそんな面白くないチラシやメールじゃなくて、他社のチラシとは違う違和感を出して目を止めてもらう事が必要になります。
その中心となるのが「キャッチコピー」とか「ヘッドレター」とか言われるものです。
キャッチコピーで目を止めてもらい、その広告の中を読んでもらう。
そういう仕組みを作る事で、お客さんにあなたの商品を見てもらう機会が増えていきます。
あなたの広告でも「違和感」出せていますか?
一度、考えてみて下さい。
ーもりかずま