From:もりかずま
午前中にZOOMを一件終えて、なんとなくカレーが食べたい気分になったので、久しぶりにココ壱番屋にいきました。
ココ壱と言えば全国チェーンのカレー屋ですが、注文する方法がちょっと独特なんですよね。
カレーのルーの種類を選んで、ライスの量を選んで、トッピングと辛さを選んでいきます。
私はポークカレーよりもビーフカレーが好きなので、ほぼ100%ビーフカレーに変更します。
ご飯は300グラムで、ロースかつとチーズのトッピングが私の中の王道です。
妻は辛いのが苦手なのでいつも甘口を選ぶのですが、妻がメニューをじっと見て、
「ねえねえ、辛さにもお金かかるんだね」
と私に言って来ました。
そうです。ココ壱は辛さを辛くするのに数十円ずつ価格が上がります。
これ、凄く戦略的です。
お客さんが欲しいと思う事にはお金を払ってもらい価値を提供しています。
これはハンバーガー屋の「一緒にポテトいかがですか?」と原理は似ていますよね。
厳密に言えば、あれはクロスセルという手法なので、ちょっと違うものですが、結局お客さんが欲しいと思ったら買いますし、要らなければ要らないと言ってくれます。
ココ壱も別に具が無いカレーであれば安く食べれますが、自分なりのトッピングをして自分だけのカレーを作って食べるところが楽しかったりもするのです。
顧客はそのトッピングに対してお金を上乗せして払っているのです。
顧客が商品にプラスして欲しいものがあった場合、その商品をサービスで含めて据え置き価格で提供するのではなく、顧客に更にお金を払っていただいて提供する。
この感覚を小さな会社であれば、覚えておく必要があります。
特に良い商品を作っている社長さんは、更にお客さんの為にサービスをして少しでも安くと考えてしまいます。
それは人情的にはそうしてあげたい気持ちは分かりますが、ビジネスとして、しっかりと利益を上げていくべき立場の社長のあなたは、この考え方は非常に危険です。
しっかりとお客さんに価値を提供して、適切な価格で、お客さんとあなた自身のお互いがwin-winの関係でビジネスを行っていく事を心がける様にしましょう(^^)/
―もりかずま