From:もりかずま
今月24日~30日まで、マクドナルドのポテトがSサイズしか販売していないという事をご存知でしょうか?
テレビのニュースでも取り上げられているので、あなたもご存知かもしれませんね。
私もマックに大行列が出来ているニュースを見て、やっぱりこんなニュースが出るとお客さんが集まるんだな、、、と感心していました。
今回のマックのポテト騒動。どんな話かご存じ無い方の為に、ちょっと解説しますが、今回のMサイズ、Lサイズの販売中止の原因は、北米からのポテトの輸入が遅れている為という事なのです。
実はカナダのバンクーバー港近郊で発生した大規模の水害の影響と、コロナ禍による世界的な物流の混乱が影響して、ポテトの輸入が遅れているという事でした。
ですが、実は今回のマックの販売中止措置、MとLサイズの販売中止ではあるのですが、Sサイズの販売制限は無いのです。
ですから実際の所、本当にポテトがお腹いっぱい食べたいのなら、Sサイズのポテトを2個でも3個でも買っても問題が無いんですね。
しかも販売中止はたった一週間だけの今月30日までです。
冷静に考えれば、時間的な価値を考えたら、めちゃくちゃな長蛇の列に並んでマックポテトを買うよりも、MとLサイズが販売中止になった後にガラガラになったマックでSポテトを3つくらい買った方がストレスは無いわけですね。
そりゃー普通にLサイズを買うよりは少しは割高にはなりますが、それでも100円、200円の話ですよね。
寒い中、しかもこのコロナ禍で、あんな人混みでジッと並んでいる方が遥かに効率的にも心身の健康にも悪いはずなんです。
ですが、私達人間は、このような普通じゃない状態を目の前にすると、こういう冷静な判断が出来ないのです。
人が買っているとついつい自分も欲しくなりますし、無くなると聞くと、更に今のうちに手に入れて置きたいと思うようになります。
こういった効果を心理学では「バンドワゴン効果」と言ったりもしますが、この様に欲求が掻き立てられてしまうんですね。
私達経営者がするべき事はまさにコレです。
人が本来持っている行動心理を基に、マーケテイングを組み、自分の商品を顧客に欲しいと思ってもらい買ってもらう。
こういった事を科学的に組んでいく必要があります。
「たまたま売れた」じゃなく、「売れるべくして売れた」という事を仕組んでいく必要があるのです。
これがマーケティングです。
マーケティングと言う言葉は、人によって定義が分かれやすいあいまいな言葉なのです。
過去の偉大なマーケター達も、マーケティングとは?と聞いた問いの答えは人それぞれです。
「セールスを不要にするモノ」と言った表現をしたり、「売る仕組み」と表したり、人それぞれの解釈があります。
ですが、どれにも共通して言えることは、
「お客さんにあなたの商品を知ってもらい、買ってもらうための仕組みを作っている」という事です。
良い商品を作るのと同じくらい、、、いや、それ以上に大切な社長の仕事はマーケティングです。
優秀なあなたは、「良い商品なら黙っていても売れる」という間違いを犯さずに、本当に良い商品であれば、自信をもってマーケティングを仕掛けて、売るべくして売っていきましょう!
―もりかずま