From:もりかずま
妻とドライブに出かけた時に「車の中で食べれるものが良いよね!」という話になったので、久しぶりにサブウェイのサンドウィッチをテイクアウトしました。
サブウェイをご存じない方の為に少し説明すると、サブウェイはアメリカに本社を置くファーストフード店で、主にサンドウィッチを提供しています。
日本ではイオンなどの大型ショッピングセンターに入っている事が多く、直接競合はマックやモス、ケンタッキー等でしょう。
ただ、このサブウェイは、アメリカのファーストフードには珍しい、独自のUSPを打ち出している事で、私達マーケターの中では有名な会社です。
あなたはアメリカのファーストフードと言えば、どんなイメージがあるでしょうか?
全く野菜が入っていないでっかいハンバーガーに、ポテトとコーラがドーンと乗っている様なイメージがありませんか?
実際にそんな感じのジャンキーな食べ物が多いので、当たり前の様に肥満が多い国ですよね。
ここにサブウェイは目を付けました。
食べても痩せるサンドウィッチをキャッチコピーにして、サブウェイダイエットと言うのを作り出し、ダイエット市場をターゲットに変えたのです。
サブウェイはもともと種類が豊富で、アメリカのチェーン店には珍しく、非常に多くの野菜が取れるサンドウィッチを売りにしていました。
日本でも「野菜多めで!」などのオーダーに無料で対応してくれるなど、ジャンキーなアメリカンファーストフードとは一線を置く、とても体に良いイメージが持たれています。
今でも「サブウェイ ダイエット」で検索すると色々なブログが出てくるくらい、非常に多くの人が、食べても痩せるダイエットメニューとしてサブウェイを利用しています。
これは明らかに肥満体国のアメリカでも「サブウェイの独自の売り(USP)」になっていますし、もちろん日本でも他のファーストフード店との差別化になっています。
これは何も食品業界だけで終わる話ではありません。
例えば、あなたがどのような業界でビジネスをされているにしても、ライバルもあなたと同じような商品を売っているので、その競合でなくあなたの商品を買ってもらうためには、「あなたの独自の売り」が必要になるのです。
あなたの「独自の売り(USP)」は何でしょうか?
この事は定期的に考える様にしてみて下さいね。
それがあなたの競合と戦う武器になるのですから。
それでは、今日はこの辺で。
共にあなたの望む未来へ
―もりかずま